バッジテストにチャレンジ!!

スノーボードの上達への近道は、目標を持つこと。一番手っ取り早いのは、バッジテストにチャレンジすることです。そこでバッジテストは、どういったものなのか?どうやったら合格できるのか?さらに2002-2003シーズンより、種目内容も変わります。それぞれのポイントを押さえ、解説していきたいと思います。そしてバッジテストの先には、インストラクターや検定員への道も開けます。

◆◇◆ 種目 : 着眼点 ◆◇◆
5級
ノーズドロップから停止重心移動とバランス・適切な停止動作
ポイント : ボードをフォールラインに向け、直滑降からの停止ができればOKです。直滑降時のフラット操作と停止動作が大切です。直滑降時には、基本姿勢をとるようし、目線を進行方向に向けましょう。停止動作では、上体のローテーションと脚部のひねりでボードを回し、膝を曲げながら荷重動作に入りましょう。
連続ターンボード操作・バランス・安全なスピードのコントロール
ポイント: あまり形にこだわらず、自分のタイミングでターンを行ってください。ターンのきっかけは、軽く上下動を使うようにすると、スムーズにいきます。目線を先行させ、上体のローテーションを使い、ターンを仕上げるようにすると、うまく回せます。今できる自分のターンを見せるつもりでトライしましょう!!
◆◇◆ 種目 : 着眼点 ◆◇◆
4級 ロングターン安定したボード操作・バランス・安全なスピードのコントロール
ポイント: 回転数の指定はありませんが、大きなターンで全体の大きさや、左右のターン弧を揃えることが、大切です。切り替えでは、大きくゆっくりとした、立ち上がりでノーズドロップさせ、ボードをフラットにしていきます。徐々に切り替えながら沈み込み、次のエッジに乗ります。スピードをコントロールしながら、ターンをつないでいきましょう!!
ミドルターン安定したボード操作・小さ目のターン弧・安全なスピードのコントロール
ポイント: 基本は、ロングターンと同じですが、ターン弧が小さくなる分、全体の動きをコンパクトに行うようにします。切り替えではリズムよく上下動を行い、ターン弧を小さくしていきます。スピードをコントロールし、安定したボード操作を行うには、体軸が傾かないように、バランスを保ちましょう。
◆◇◆ 種目 : 着眼点 ◆◇◆
3級 ショートターンリズム・バランス・スピードコントロール・左右均等なターン弧
ポイント: ショートターンは、ロングターンと比べて、落下スピードが速くなります。そのため、“積極的な重心移動やリズムを作る上下動、ブロッキングによるひねりとひねり戻し”など、様々な運動を、よりコンパクトに行う必要があります。目線をフォールラインに定め、上体をブロッキングしながら、リズムよく左右にターンを行います。切れよりも一定の速度とリズムでターンを刻ように心がけましょう!!
ロングターンカービング安定した全体のフォーム・適切な荷重と切り替え適切なポジショニング・左右均等なターン弧
ポイント: ターン方向へ目線を先行させ、切り替え期には、谷方向へのクロスオーバーを行い、ターン前半からの角づけを意識しましょう。また徐々に荷重を強め、遠心力や外力に対抗するため、しっかりとした外傾姿勢をとります。無理なくセンターを中心にボードに同調したポジショニングを心がけ、ズレ幅の少ないターンを描いていきましょう!!
◆◇◆ 種目 : 着眼点 ◆◇◆
2級 ショートターンカービング確実な雪面グリップ・安定したスピードのコントロール適切な荷重、抜重・左右均等なターン弧
ポイント: 2級で求められるショートターンは、より確実な雪面グリップです。ターン後半に確実な雪面グリップを行うためには、重心の前後への移動が必要です。落下を意識しながら、前足から後ろ足へ(ノーズからテールへ)と荷重位置を変化させていきましょう。体軸がターン内側へ傾かないようにすることで、ボードを自分の真下に置くことも大切です。
ロングターンカービング立ち上がり安定した全体のフォーム・スムーズで適切な上下運動・適切なポジショニング・左右均等なズレの少ないターン弧
ポイント: 立ち上がりという運動指定が加わってきます。斜め前方へ(ノーズ方向)立ち上がりながら、クロスオーバーを行い、ターン前半の角付け、ターン中盤から後半にかけて、沈み込みながら荷重を行い、ズレの少ないロングターンを描いていきます。運動の流れを大切にし、左右均等なターンを心がけましょう!!
フリーライディング斜面状況に合ったボードコントロール・流れの良い運動と滑走複数の滑走技術を組み合わせた演技構成
ポイント: 積極的で独創性のある演技を行ってみましょう。ターン弧の変化、運動の変化を斜面状況に合わせ、形にこだわらない、自分の滑りが大切です。
◆◇◆ 種目 : 着眼点 ◆◇◆
1級 ショートターンカービング立ち上がり確実な雪面グリップ・安定したスピードのコントロー ルタイミングの合った上下運動・左右均等なターン弧
ポイント 立ち上がりの運動指定が入ってきます。脚部で上下動を行い、リズムよくショートターンを行います。目線、上体はブロッキングを意識し、落下方向への重心移動を行います。ターン前半は前足、ターン後半は後ろ足へと荷重ポイントを変化させて、雪面を確実にグリップしましょう!!
ロングターンカービング立ち上がり安定した全体のフォーム・スムーズで適切な上下運動適切なポジショニング・左右均等なズレの少ないターン弧
ポイント 1級でのロングターンカービングは、より洗練された運動と切れが求められます。ターン前半からボードへしっかりとプレッシャーをあたえ、谷まわりターンを仕上げ、山まわりターンにエッジングが集中しないようにすることも大切です。ターン数は4回転と指定されているので、ターン弧調整をしっかりと行うようにしましょう!!
フリーライディング斜面状況に合ったボードコントロール・流れの良い運動と滑走複数の滑走技術を組み合わせた演技構成
ポイント: 積極的で独創性のある演技を行ってみましょう。ターン弧の変化、運動の変化を斜面状況に合わせ、形にこだわらない、自分の滑りが大切です。
エア :安定したアプローチ、ランディング・スムーズな演技
ポイント: 体軸を垂直に保ち、アプローチへ入るようにします。踏み切る前には、膝を曲げ、ノーズがリップから出たら、後ろ足で踏み切ります。空中では、後ろ足を引き付け、ランディングを見るようにすると良いでしょう。徐々に足を伸ばしながらランディングに備えます。膝を使ってショックを吸収し着地しましょう!!
※ 全ての種目は、スタートしてから停止するまでが、ジャッジの対象となります。最後まで諦めずに、頑張りましょう