安全情報 safety note

6月11日発表DHV オフィシャル コメント

チェコででの関連調査が終了しました。
カラビナ素材及び製造段階での問題点は発見できませんでした。カラビナの破壊は口金がロックされないまま大きな力が与えられたとに起因すると考えれれます。
以前 2003年5月21日付けにおけるオーストリアアルペン社パラフライオートマチック カラビナ使用制限は効力を無くします。
 
6月11日
クラウス タズラー

Airworthiness advisory

Paraglider harness, harnesscarabiner Parafly Automatic from AustriAlpin

The material investigation in the Czech Republic, is complete.
A fault in the material, or the manufacturing process could not be found. The breaking must be due to overload on the carabiner whith the lock open.
The airworthiness instruction from 21.05.2003 regarding the harnesscarabiner Parafly Automatic from AustriAlpin is not effective anymore
.Gmund, 10.06.2003Klaus Tanzler
Managing Director

現在出来る安全確認の方法について: 2003年6月3日付け
●カラビナ下部(ハーネス側のカーブ部分に亀裂があるかを目視及び手触りで判断する。
異常が有る場合直ちに使用をお止め下さい!

●カラビナオープン部分がキチンと閉まらない場合(ゲート下部のゴミ等のつまり
異常が有る場合直ちに使用をお止め下さい!
●カラビナのゲートが閉まっていない状態でテイクオフしライザーがゲートに引っかかった状態でフライトすると
高い確率でカラビナが破損します。
●カラビナは通常の使用においても劣化する物です叉、ショックを与えたり硬い物にぶつけると劣化しますその場合1年以内でも問題が発生する可能性が高い。そして、通常使用でも2−3年毎に交換が必要になります。

現在プロデザイン ジャパン(ジオスポーツ)ではグライダー購入時に無料でカラビナを差し上げています叉、パラグライダー用ハーネスの購入時はカラビナが付属しています。
ジオスポーツではヨーロッパでのメーカー等の対応策やコメントがあり次第お伝えいたします。

2003年5月21日付けでDHV ホームページにおいてチェコでカラビナ破損事例がありオーストリアアルペン社オートマチックカラビナに対し使用しない様にと通達が有りました。
ジオスポーツでは独自にオーストリアアルペン社に連絡を取り確認を行いました。
現在DHVにもアルペン社にも数枚の写真しかない状態でDHVは単に使用しない様にとしかコメントしていません。6月までに公式にコメントするとの事ですが。
現在判明しているところを以下にお伝えいたします。
今後情報が入り次第このページでお伝えいたします。

以下はオーストリアアルペン社が公表したDHV 耐空性 アドバイスに対する見解である

前文

情報が少ない為(DHVと私共には数枚の写真しかない)カラビナ破損事例に対しその状況を再現する事は出来ない。

写真による判断をするのであれば金属疲労をした破損部分はかなり極端な破損を起こしている。

写真だけの判断では破損原因が特定できない。

 

最も重要視される事実は以下のとなる。

A:カラビナは2年使用され(ほぼ60時間の滞空時間)

B:破損はテイクオス直後に発生(私たちは装備重量を120kgと推測)

 

A に対するコメント

60時間という対空時間は信頼性に欠ける。破損している大きさ、状態から考えて適切に使用された(ゲート部分が閉じていた)ほぼ有り得ない状態である。

推測するにカラビナが以前に大きな力が加えられたり、不適切に扱われたかまたはゲートが開いた状態でりりくした等が考えられる。

 

B:に対するコメント

私たちは故意に傷を入れたカラビナを安全確認のため写真のようにテストを始めた。(以下2枚の写真で傷を入れた後の破壊強度を計測)

私たちは現在手元にあるその写真を元に同じ箇所を故意に切り込みを入れてストを行った。

勿論比べる為に大きめな傷を入れてみた。

私どもの見解としては今回の破損を報告した人が報告のように離陸時にこれだけの力をかけることは極めて不可能であると考える。

私どもはこれらの事を踏まえ推測するに破損はパイロットの不注意により発生したと位置付けられる。

1.      疲労破壊は序ゆっくりと進行し目視による点検が行える。以下2枚の写真は例えこれだけの傷を付けても強度を保つ事を証明している。

2.      他の原因を考えるなら離陸時にカラビナのゲートが閉まっていない状況の中で、既に破損していて破壊寸前の状態で離陸した。

カラビナ破壊強度1150KG カラビナ破壊強度 1200KG
カラビナ破損について:2001年発表
既にニュース等で知っている方もいると思われますが、オーストリアアルペン社カラビナに不具合のレポートがありました。現在一件のみの報告ですがお伝えすべきと考えご報告致します。

破損したカラビナはロックしていない状況でライザーが口金に引っかかり2年以上使用している物でした。色が付いている物、またはプロデザイン社ロゴが入っている物は問題が有りません。但し3年以上使用した物や硬い物にぶつけた経歴の在る物は交換が必要です。早めに交換をお勧め致します。

プロデザイン ジャパン(ジオスポーツ)では、新品・中古販売時、必ず新品カラビナを無料にて差し上げていますので、販売後、3年以内で有れば破損確立は低いはずです。

プロデザイン社では、数千個オリジナルを使用していますが、オーストリアアルペン社資料によると、250個納品されているとの事です。
オーストリアアルペン社オートマチックでクロムメッキをされた物(銀色に光っている物)を無料にて新型に交換致します。
詳しくはメールを頂くかデーラーにお問合せください。


ジャムプロ及びジャムプロコンパクト(ジャムプロにT-バックルが使用されるもの)
レスキュー開傘を地上で行った際、2件のプラスチックピンに不具合が報告されました。調査の結果、強固の曲げや、低温下で発生する可能性が有ります。縫製の仕方にも起因すると判断し交換をする事に致しました。
但し2001年製で内部にワイヤーの入った物は大丈夫です。
ご質問等はメールまたはデラーに御相談下さい。



Safety note AustriAlpin Parafly Automatic carabiner break

As already published in mass media, a breaking of the carabiner type AustriAlpin Parafly occured end of last year 2001. It was the only case reported so far. This particular carabiner was a Chromium plated type. Due to following laboratory tests results have shown that the surface treatment with Chromium may be in connection with the structual failure however, all other types with colors whatsoever should not have a problem, this due to the release from AustriAlpin.
PRO-DESIGN delivers all harness models since long together with Parafly carabiners from AustriAlpin. These carabiners have their own color (anodization) with PRO-DESIGN logo print. AustriAlpin ensures that they are not subject of the problem. Nevertheless, in times of shortages of deliveries, we have got other types of carabiners delivered as well and further delivered those together with our harnesses. Due to files, we have got approx. 250 pieces Parafly carabiners with Chromium surface treatment, carabiners with a possible problem.

Such carabiners can be exchanged to other ones for free either through PRO-DESIGN or directly through AustriAlpin.

release from AustriAlpin addressed to PRO-DESIGN (german) ...>

DHV Homepage of safety notes

Safety note rescue handle JAM PRO, JAM PRO COMPACT

So far we have been informed about two cases where the plastic pins of the rescue handle broke on one side after training deployments. The broken part can hereby get stuck in the loop, which keeps the container closed, what may result in a failure of deployment, i.e. the rescue parachute cannot be pulled out of the outer container.
After evaluating the problem we found out that the pin material can brake after several hard bendings, especially in low temperatures. In addition, the pin could have got damaged during production by the sewing needle and therefore brake more easily.
Since spring 2001 a different pin material with a steel wire inside is used where the described problem gets solved.
The old pin plastic, where such a problem can occur, is a white milky material whilst the new material is a transparent plastic with the steel wire visibly.
These photos show old and new pin materials.

Old rescue handles are exchanged to new ones for free.